新型コロナウイルス危機

世界中にコロナ危機を乗り越える空気が漂い始めたが、まだまだ予断を許さない。
コロナ危機は終わっていない。東京五輪は開催できるのか。
(2021年2月18日)

MOMO

昨年の3月24日、東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期が決定した。意外と早い決断決定であった。

今、世界の感染状況が昨年より比較にならないほど悪化している。にもかかわらず、IOCには東京五輪中止の考えが微塵もない。IOCだけではない。菅総理を筆頭にJOC、組織委員会、五輪相、東京都知事がそろって五輪強行姿勢を崩していない。

IOCが中止しない理由は「お金」であることは明白だ。恐ろしいことに「お金」がらみで「中止」を言い出せないのはIOCだけではない。日本メディアだ。

その問題を暴露したのが、昨年の延期決定直前のFRIDAY掲載の『「東京五輪は中止を」と言い出せない和製メディアの深刻さ』だ。

今、大手メディアは中止を言いたくても言えない、まさに(お)金縛りにあっているのだ。

“コロナショック” 史上初の1年延期決定までの経緯
NHK 2020年4月20日
2020年3月24日。新型コロナウイルスの感染が世界に拡大する中、東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期が決定。3月30日には2021年夏に延期されることが決まりました。
世界に感染が広がる中でも当初は「予定どおり」の開催を強調していたIOC=国際オリンピック委員会。オリンピックの開幕まで4か月を切ったタイミングで、大きな決断を余儀なくされました。
「東京五輪は中止を」と言い出せない和製メディアの深刻さ
「東京五輪は予定通り開催」と言っているのは日本のメディアだけ!
FRIDAY 2020年03月23日
ニューヨーク・タイムズは3月18日「Cancel. The. Olympics.(やめろ、オリンピックを)」と言う大きな見出しの記事を発信した。そして「パンデミックの最中に、五輪への道を押し進めるのは野蛮で無責任だ」と強く主張した。
ワシントンポストは3月20日「世界中が歴史的なパンデミックになるおそれがある感染症と闘っている最中に、IOCと日本の当局者たちがあたかも大会を予定どおり開けるかのようにふるまっているのは全く無責任だ」と厳しく非難した。
残念ながら、日本のメディアは、テレビから新聞までどこも「五輪中止」を主張しない。海外メディアや個人の意見は紹介するが、自分たちが「社説」などで「東京オリンピックは中止を」とは言わない。

それは、東京オリンピックの興行、放送に日本メディアが深く関与しているからだ。政権に批判的な朝日新聞、毎日新聞から政権寄りと言われる讀賣新聞、産経新聞までが「がんばれ日本」というキャンペーンを繰り広げている。この報道で部数や視聴率を上げようともくろんでいる。

また放映権は、NHKと民放が「ジャパンコンソーシアム」を組んで、IOCと共同で契約をしている。アメリカの場合放映権はNBCが独占している。他のメディアは無関係なので、オリンピックについて自由に報道するが、日本の場合、新聞とキー局は密接な資本関係があるために「一蓮托生」となり、東京オリンピック開催の是非のようなセンシティブな問題は意見を表明できなくなっているのだ。

今回も、IOC、日本政府が「東京五輪延期」を発表すれば、新聞、テレビはあたかも「そんなことは以前からわかっていた」と言わんばかりの報道をするだろうが、多くの人々は「わかっていたのなら、先に言えよ」と思うだろう。

こういう形で日本の言論は、世間の信用を失ってきたのだ。

北海道の新規感染者数は、13日に712人。全国では東京、大阪について三番目の多さだ。札幌市では医療崩壊も近づている。なのになぜ、「緊急事態宣言」を発出しないのか。それは札幌が東京五輪のマラソン競技の開催地だからだ。菅総理が札幌に「宣言」を発出しない理由は、東京のほか札幌まで宣言を出したとなれば、世界に日本の危機的感染状況を発信することになり、世界中から「五輪中止」を求める声が高まるからだ。まさに「五輪開催強行」のためだ。

市長と知事“温度差”…北海道への“宣言”見送りへ
テレ朝news [2021/05/13 23:30]
菅総理:「知事と緊密に連携を取ってるので、北海道の感染防止対策の状況について、どのような効果があって、何が必要なのか。そのうえで判断する」

いま、直近1週間の10万人あたりの感染者数は北海道が60人、札幌市が110人と、緊急事態宣言を求める目安の25人を、いずれも大きく上回っています。気になるのは、感染経路を追えない人が増え続けていること。札幌市で感染が判明した499人のうち、約8割が感染経路不明です。

とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長:「電話の内容が明らかに連休明けから変わっていて、検査難民、療養難民というか、検査を受けるまでに4、5日かかっていたりとか、その間、当然、熱が出て下がらない。それで、ホテル療養を希望したが入れないと。当然、治療も早いうちに手を付けられる方が軽く済むと思うのに、治療が遅れるから、ますます重症者になってしまって、完全に悪循環に入っている。あまり使いたくない言葉ではあるけど、医療崩壊に片足は突っ込んでいるステージかなと実感している」

日本では個人の発言の自由は保障されている。だが、内閣官房参与を務める高橋洋一氏の「さざ波」発言は決して許されない。このような人間が政権の施策に関わっていることは国民にとってっ不幸なことだ

今、政府のコロナ対策について、日本の国民の多くが認識しているものは、科学とは程遠い。多くの国民が求める「五輪中止」と「早期のワクチン接種」の早期実現は、政府が目論む「五輪開催」とは相反している。

「さざ波」発言の高橋洋一氏は、これで内閣官房参与とかいうと笑笑
論座RONZA 2021年05月13日
 新型コロナウイルスの感染状況について、内閣官房参与を務める高橋洋一・嘉悦大教授がツイッターで「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿したことに、大きな批判が集まっています。

世界でまったく信用されていないIOCから「全面的な支持を得た」という組織委員会会長は、国民の6割が中止を求めている世論をどう考えているのか。金儲けしか考えていないIOC会長の来日を厳しい状況だと中止し、会長に忖度することだけはしっかりやるが、国民の叫びが聞こえないのか。

東京五輪 ニューヨーク・タイムズコラム「危険な茶番劇を止める時だ」 サッカー元五輪代表の米教授
毎日新聞 2021/5/12 西部夕刊
 サッカーの元米五輪代表で米パシフィック大のジュールズ・ボイコフ教授(政治学)は11日、東京オリンピック・パラリンピックについて米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に「スポーツイベントは(感染を広げる)スーパースプレッダーになるべきではない」と題したコラムを寄稿した。ボイコフ氏は「科学に耳を傾け、危険な茶番劇を止める時だ」として中止するよう訴えた。

菅総理「東京五輪を何が何でも開催しなければならない理由なんて決して言えません」

カンニング竹山 菅総理、東京五輪と赤木ファイルでヤバイいんじゃない?
Microsoft News | AERAdot. 2021/05/12 11:30
 僕が思うにはカネの問題が一番なんじゃないかと。日本側が開催を断ったら、国際オリンピック委員会(IOC)から多額の損害賠償金を請求される可能性が高いとも言われている。東京五輪中止にIOCが掛けている保険が何十億ドルと報じられているけどそれで補えないのか? 理由がそういったカネの問題だったとしても、東京五輪に関してはきちんと説明しないと、国民と国の気持ちが一致していないから、こんなんじゃ開催できても、うまくやれなくないか!?
 

海外メディアが「東京五輪開催」について疑問を投げかける中、日本のメディアはなぜ、正面から「東京五輪中止」を叫ばないのだろうか。

海外メディアが東京五輪は大混乱必至と批判「ルールブックは疑問だらけ」
Microsoft News 東スポWeb 2021/05/11 18:14
新型コロナウイルス感染拡大のなかで開催が進められている東京五輪について、海外メディアが大混乱必至と批判した<,br />
11日、「五輪サイズの大混乱」という記事を掲載したのは、深刻な感染拡大に苦しめられているインドの「インディアン・エキスプレス」だ。東京五輪組織委員会が配布したプレーブックでは、毎日の検査や移動規制など選手団に求められるルールが掲載されているが「パンデミックのなか、どうやって運営していくのか、疑問だらけ」と指摘。「チームスポーツで1人の選手が陽性反応を示した場合、チーム全体を隔離する必要があるのか」「選手がメダルマッチの朝に陽性反応を示した場合、選手の置き換えはどうやって進められるのか」「もし、後に偽陽性であることが判明した場合はどうなるのか」と起こりうる問題点に言及した。

菅総理は「壊れたロボット」というより「壊れれた人間」だ。政治家として、国のトップリーダーとしての能力はもともと多くはなかった人だ。官房長官時代に多少あった「人間性」さえも今は失われている。五輪強行は自民党政権のためなのか。総理の人間性はどこに行ったのか。

五輪中止なら都議選とW選挙か 「ポスト菅」不在…切り札は「再度の現金給付」?
Microsoft News | AERAdot. 2021/05/12 08:00
 5月5日、記者団のぶら下がり取材に応じた菅首相は、4都府県に発令中の緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置などの感染拡大防止策の成果を尋ねられ、こう回答した。

「人流については間違いなく減少した。効果が出始めている」

 そして、続けて感染者数の増加について記者に水を向けられると少し不機嫌にこう返した。

「今日の数字を皆さんご承知だと思いますけれど、感染者の人口が減少している。そうした効果は出始めてきているのではないかと思っています」

 これらを聞いたある自民党幹部は正直、驚いたと語る。

「人流についても、今日の数字についても、いつと比べてという根拠を全く語っていない。事務方から上がってきた資料の都合のいい数字しか念頭にないのだろう」

菅総理の国民の理解なき「五輪強行」と無理な高齢者ワクチン接種「1日100万人」が自治体に余計な負担をかけ、混乱を招いている。高齢者は本来、重症化リスクと死亡率が高いが、単身や二人世帯の者も多く、若年層や中年層に比べ感染リスクと人に感染させるリスクは限りなく低い。高齢者優先接種を否定する刷毛ではない。だが、クラスターをつくり、感染させるリスクの高い若者を優先するのも、効率よく感染拡大を抑止する方法の一つだ。

問題は、菅総理が五輪開催に合わせ「7月末までに接種」としたことだ。総理の頭には常に、「五輪開催」があり、その先に「衆院選挙」がある。

高齢者ワクチン、各地で混乱 有料で「予約代行」も―「抽選望ましい」と専門家
JIJI.COM 2021年05月12日07時06分
 高齢者対象の新型コロナウイルスワクチン接種が本格化する中、先着順に予約を受け付ける自治体で申し込みが殺到し、システムがパンクするなどトラブルが相次いでいる。有料で予約を代行する業者も現れており、専門家は「混乱を避けるため抽選が望ましい」と訴える。

同じ答弁を繰り返す菅総理を「壊れたロボット」と揶揄するメディアがあった。AIやロボットが人間と異なるところの一つは、AIもロボットも感情を持たないことだ。菅総理にも「感情」がない。総理の職に、感情を交えるとかえって仕事の邪魔になるだけで、基本的に感情は必要ではない。だが今の総理に求められるのは、人の気持ちを理解し思いやる気持ちだ。

今やAIは人間の能力をはるかに凌駕するレベルまで進化している。感情がないロボットもいろいろな分野で人の役に立つものが出現し始めている。どうせ感情のない菅総理なら、AIに代わってもらった方がもっと良い仕事をする。

菅総理は、国会議員に対する答弁がテレビの前で国会中継を見ている多くの国民に対する答弁だということを忘れている。だから、誠意のない、心のない、他人を思いやる気持ちのない答弁を繰り返すのだ。

命か、五輪か 答えぬ首相 ツイッターで「国会騒然」トレンド入り
毎日新聞 2021/5/11 21:44(最終更新 5/12 07:34)
 国会中継の途中からツイッターには関連する投稿が相次ぎ、翌11日にはツイッターで「国会騒然」がトレンド入り。さらに実際に中継された動画が拡散されると、批判するコメントがあふれた。「官僚から間違った原稿を渡されたとしても、普通は読んでいるうちに気づくだろう」「野党の質問は聞いていないという証拠」「野党ではなく国民が怒るレベル」。また「いまさら驚かない。答弁が真摯(しんし)でないのはいつものこと」・・・

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