不織布マスクを密着装着すると呼気中ウイルスの 10~30%が通過すると富岳のシュミレーションで算出されている。すると、外気に漏れた 30%のウイルスが屋外に放出されれば、その濃度はかなり・相当に薄められる。そういう調査がないのでエビデンスと認めようとしないだろうが、街の雑踏・スポーツ感染(国技館)・JR品川駅の高輪⇔港南口の通路で感染したという例は報告されていない。屋外であれば密着マスク越しの感染はないだろう。外気に漏れた30%のウイルスが換気が不十分な屋内で密着マスク越しに宿主に吸入されるのは  30%×10~30%=3~9%のウイルス量・濃度に止まる。ところで、マスクなしの会食における長時間(分科会では2時間という)曝露の場合は感染するリスクが高いと説明している。飲食中は無言で密着マスク越しの会話なら、最大9%のウイルス量・濃度の曝露に止まる。そのような場面のシュミレーションは為されていない。マスクなしの長時間の会食のすべてで感染したとしても、密着マスク越しのウイルス量・濃度は 3~9%なので 9%でも発症しないと分科会が認めていることになる。換気の良い屋内であれば、飲食中のウイルス放出を透明版で遮るだけで密着マスクでの会話は楽しめるだろう。リバウンドを起こさないためにも密着マスクが「感染経路対策」の基盤であり、最も効果がある「感染予防策」であると言えるだろう。