小池百合子都知事が緊急事態宣言前に放った“悪手”…東京都の感染者が減らない本当の理由
文春オンライン 文藝春秋 2021年2月号
改めて「調整なし」の一手で仕掛け、感染拡大に手を焼く菅官邸に打開の道をしめす「救世主」であるかのごとくふるまう小池氏自身が、足元の感染拡大をゆるした現場責任者ではないのか。

最初の緊急事態宣言時の小池都知事は、頻繁にテレビに登場した。しかもその費用を税金で支払っていた。その後都知事選挙が終わり、第2派、第3波ではコロナ対策でマスコミへの登場機会が極端に減った。この間都知事は、コロナ対策で何もしてこなかったのだ。政府とはコロナ対策で折り合いが合わず、まともな調整もできていなかった。

その結果が今の感染爆発だ。