24日の読売新聞の編集手帳冒頭に来年の干支「丑」が出ていた。本来干支とは、「十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞」のことである。また、数詞(すうし)とは、数を表す語である。日本人の干支についての一般的認識は「十二支」のことで、「干支」ではない。自分の「十二支」をほとんどの日本人は、当然のこととして知っているが、60年に一度巡ってくる自身の「干支」について知っている者はほぼいないであろう。

ちなみに、このBlogの主宰者の干支は、庚寅(かのえとら、こういん)である。60年に一度しか巡ってこない干支であるからこそ、人に「干支は?」と尋ねたとき、全く異なる干支を答えればすぐさまその嘘を見破れるのである。