藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
世界のコロナ「危険都市・安全都市は?」藻谷氏の分析
毎日新聞 | 藻谷浩介・地域エコノミスト 2020年7月27日
新型コロナウイルス問題は「欧米の危機」から「メガシティーの危機」へとステージを移しつつある、と言われる。そのような中で日本でも、東京や大阪などの大都市から、再度感染が拡大しつつある。この現象を世界と比較した場合、深刻さはどの程度なのだろうか? そして世界で最も安全な大都市は、どの国にあるのだろうか?

世界の感染状況は、大陸、国、地域により全く異なる。南北アメリカとアジア、米国と日本とでは感染者数が桁違いになっている。あまりにも違いすぎて、この状況をどう理解すればいいのか全く分からない。米国の医療体制や経済活動はどうなっているのだろうか。日本ではその情報は報道されない。トランプ大統領は楽天家だからか、コロナを恐れるような弱音を吐かないし、全く動じていない。次の新たな策がなくなったからか、日本の安倍首相もほとんど記者会見を開かなくなった。