「空前絶後」「一気呵成」…なぜ情緒的で大げさなのか 首相のコロナ語録
毎日新聞 2020年5月28日 07時00分(最終更新 5月28日 11時15分)

安倍首相は5月までに、記者会見を合計8回行っている。
「1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」
「未来を先取りする変革を一気に進めます」
「一気呵成に、これまでにない発想で思い切った措置を講じてまいります」
などなど大仰な表現でコロナ対策をうったえていた。

それが今、感染再拡大にもかかわらず安倍首相の動静が見えない。
JIJI.COMの25日「首相動静」によれば
「午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、私邸で過ごす。
 午後も来客なく、私邸で過ごす。
 午後10時現在、私邸。来客なし。」
とある。
首相は、日本にはコロナ禍がなかったような平和な日常を送っているようだ。