日本国憲法第9条「戦争の放棄」はもう、ないに等しい状態だ。

政府は憲法を無視し、敵基地を攻撃する能力「反撃能力」を保有し、戦争への道を着々と歩み始めた。国民の半数がこれを指示しているようだ。

政府だけでなく国民の多くは、本当の「戦争」がどれほど悲惨なものなのかを知らない。団塊の世代でさえ、「戦争を知らない子供たち」なのだ。

北山修が作詞し、杉田二郎が作曲した楽曲「戦争を知らない子供たち」は、1970年に発表され、ジローズが歌ってヒットした。今の若者たちは、「戦争とは何か」を知る由もない。

日本が防衛力を強化することでは、敵国の攻撃(戦争)の抑止力には決してならない。反撃能力は、抑止能力としてほとんど役に立たないし、日本の国民の命と国土を守ることができない。

日本は今、再び戦争をしようと動き始めている。恐ろしいことだ。

「反撃能力」保有へ、長射程ミサイル同時開発を検討…極超音速など10種類以上
読売新聞オンライン 2022/12/01 05:00
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