18日の読売新聞に、「厚生労働省は17日、新型コロナウイルスの3回目接種を実施する方針を決めた」と報じている。9日のBBC NEWS JAPANには「3回の接種は、現在の感染流行を抑制する解決策といえる」と報じている。3回目の接種の有効性を本当に信じてよいのか。4回目、5回目の接種が必要にならないのか。製薬会社が莫大な利益を得るだけではないのか。どうもいろいろな疑問が残る。

パンデミックから抜け出す方法 追加接種のイスラエルから分かること
BBC NEWS | JAPAN 2021年9月10日
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イスラエルは、40歳以上を対象に新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を行う、ブースター(追加免疫)接種プログラムを進めている。そして、そのプログラムは成功の兆しを見せつつある。しかし最近になって感染者が急増し、予防接種プログラムの今後や、現在進行中のパンデミックに関する議論が巻き起こっている。

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イスラエル政府に新型ウイルスに関する助言をしているエラン・シーガル教授は、ワクチン接種から5~6カ月が経過すると、その予防効果は接種後の90%超から、おそらく30~40%程度にまで低下するとしている。

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3回目のワクチン接種は必要?

イスラエルはワクチンの防御効果の低下に対処するため、ブースター接種事業を展開。初めに60歳以上を、最近では40歳以上を対象に行っている。

高齢者への3回目の接種は1カ月前に始まったばかり。現在、高齢者の入院者数は横ばいになっており、接種の効果が現れているとみられる。

「これ(3回目の接種)でデルタ株の拡大が止まりつつある」と、シーガル教授は述べた。

初期のデータでは、3回目の接種後は、2回目の接種後に比べて感染や重症化を防ぐ効果が10倍になることが示されている。

ブースター接種プログラムに関する研究を率いるアナト・エッカ・ゾーハル博士は、3回接種すれば「感染と重症化の両方に対して高い防御効果」を得られると説明した。

「3回の接種は、現在の感染流行を抑制する解決策といえる」