新型コロナウイルス危機

中国発の新型コロナウイルスのパンデミックが始まった。目に見えない難敵とどう戦いぬくのか。東京五輪は開催できるのか。経済は立ち直れるのか。人類は、この危機を乗り越えられるのか。

世界全体で1500万人、日本で一日の新規感染者795人

新型コロナの感染者が22日、世界全体で1500万人(米ジョンズ・ホプキンズ大)を超えた。日本でも1日当たりの感染者数が795人となり、最多感染者数を更新した。この状況に関する日本政府の認識は甘くて間違っている。現状、無症状者・軽症者が多く、重症者が少なくいことから病床が逼迫していないことを理由にして、「緩やかな増加傾向、感染爆発に至っていない」とする政府は誤った認識をしている。全く先を見ていない。重症者もじわじわと増加しているのだ。8月には医療崩壊につながる感染爆発が起こるかもしれないのだ。

コロナ対策、このままでいいのか?

日本の感染者数はうなぎ上りと同じで、21日の土曜の丑の日にも急増している。政府は経済対策のみに軸足を置き、感染防止対策には何の対策も講じていない。国民の多くは自ら外出自粛などの対応をとっている。

二人の楽観論者

トランプ大統領「多くは一日で治る若い人」
Yahoo!ニュース | 日テレNEWS24 7/20(月) 11:41配信
ブラジル大統領ボルソナロ「コロナ規制は経済殺す」 自ら感染しても再び持論展開
NEWSWEEK 2020年7月20日(月)11時32分

二人の楽観論者、米国トランプ大統領とブラジルボルソナロ大統領は間違っていないのか。トランプ大統領は、「多くは一日で治るような若者で鼻風邪だ」という。さらに「ある時点で消えてなくなるだろう」と発言。本当にそうなるならば世界中の人たちが安堵するだろう。また、自らコロナに感染したボルソナロ大統領は、「都市封鎖はブラジル経済を殺しつつある」として、感染防止対策より経済活動を極端に重視している。ブラジルでは働かなければ生活が苦しい多くの貧しい人から、経済を優先する同大統領が支持されている。

二人ともコロナ感染症に関する正しい知識や、言っていることの科学的根拠は全くなく、極めて能天気で楽観的だ。

どうして二人は、こんなにも楽観していられるのか。単なる虚勢にも見える。日本政府もトランプ大統領に同調するかのように、最近の感染者急増にもかかわらずGoToトラベルの実施に踏み切った。事実はひとつ、地球規模で感染拡大が続いているということだ。死亡者の増加も止まらない。悲観論者には先は全く見えない。

感染、地球規模で拡大中

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
コロナの死亡率「世界でこんなに違う」藻谷氏の考察
毎日新聞 | 藻谷浩介・地域エコノミスト 2020年7月20日

コロナ感染は地球規模で拡大し、1日の新規感染者数はすでに20万人を超えている。感染が拡大している国の感染者数は、アメリカ 371万1835人、ブラジル 207万4860人、インド 107万7781人、ロシア 77万311人、南アフリカ 35万879人の順に多い。

それらの国と比べれば、日本の感染者数は極めて少ない。だが、感染者増加ペースは4月の緊急事態宣言下と同じか、それを超えるものとなっている。若年層の感染者が多いことから、重症者と死者も今はまだ少ない。

そんな中22日から、東京を除きGoToトラベル事業が実施される。本当に大丈夫だろうか。確かに観光業の企業は倒産寸前にまで追い込まれている。経済対策としてはやむを得ない事業か。それでも、同事業が感染拡大を助長することはあっても、感染防止対策には何の役にも立たないことは明白だ。

愚策アベノマスク、どうなった

我が家にアベノマスクが届いたのは6月2日。その時すでに、どこのスーパー、ドラッグストアーでも普通の価格でマスクを購入できる状況になっていた。我が家のアベノマスクは、どこかに仕舞われたままになっている。

巷でアベノマスクをほとんど見かけることはない。政府も安倍首相を除いて誰も付けていない。ただ一部のアベノマスクは、マスクは十分にあるので不要という家庭から回収箱によって回収され、介護施設、障害者施設、小中学校などに送られて利用されたという。

いずれにしても、260憶円を投じたマスク配布は、安倍政権の最悪の愚策であった。甚だしい税金の無駄遣いだ。

無症状、軽症感染者が多い

全国で664人が新たに感染 東京は3日連続200人超
朝日新聞DIGITAL 2020年7月18日 21時54分

18日、新規感染者が全国664人、東京290人となった。この感染状況で唯一救われるのが緊急事態宣言下の死者数と比べかなり少ないことだ。これは、20~40歳代の若年層の無症状や軽症の感染者が多いことによるものと思われる。だが、政府も都も何ら対策を講じていない。このまま新たな対策を講じなければ、感染爆発による医療崩壊や企業倒産など想像しがたい悲惨な状況が待ち受けることになるだろう。

日本語の乱れが顕著

新型コロナ 都の病床 圧迫兆し…感染 連日最多 ホテル確保急ぐ
読売新聞オンライン 2020/07/18 05:00

病床「圧迫」とは何か。「逼迫」の間違いでは? 「圧迫」の意味は、goo辞書に【1 強くおしつけること。「胸を圧迫する」2 武力や権力などで押さえつけること。威圧。「大国の軍拡は近隣諸国を圧迫する」3 押さえつけて規模を縮小させること。「物価高で家計が圧迫される」】とある。病床を押さえつけてどうする。大新聞の読売の大見出し記事にしてはお粗末だ。これが今の新聞記者の常識なのか、私が無知なのか、「圧迫」でも正しいという方がいたら、教えていただきたい。

それにしても昨今、若者だけでなくマスコミや行政において日本語の乱れが顕著になっている。テレビの番組で「惹起」を読めないアナウンサー、カタカナ語を多用する都知事、「Go To キャンペーン、Go Toトラベル」などの何語か分からない事業をつくりだす国の役人。一体、日本語はどこへ行ってしまったのか。

本題のコロナに戻る。これだけ全国的に感染者数が急増している状況で、東京を除外したとはいえ、GoToトラベル事業を実施するのはあまりに無謀だ。これでは感染爆発は避けられない。政府は誰が責任を取るのか。

GoToトラベル、都知事に対する国の嫌がらせ

「東京だけ除外、中途半端」 GoTo見直しに批判 専門家
Yahoo!ニュース | JIJI.COM 時事通信社 7/17(金) 7:16配信
「GoTo」観光、政権の賭け 経済重視は感染増と隣り合わせ
iza イザ | 産経新聞 2020.7.13 20:30

都民にとっては、都だけを除外する最悪の方針だ。除外は、感染していない都民には何の責任もなく、税金の使い道としては不公平極まりない。国土交通相の「断腸の思い」で決断は違うんじゃないの。「自分の身を切る思い」ではなく、「都知事、都民の身を切って」何を言っている。都民は、こんな差別を起こるべきだ。

日本全体で感染者が急増しているこのタイミングでGoToトラベル事業を実施するのは、まさに愚かな行為だ。都の感染者数は来週には500人を超え、8月には全国的に感染爆発が起こるだろう。

米コロナ感染、1日で6万人増

米コロナ感染、1日で6万人増 日本の累計感染者の3倍
2020/7/16 6:07 (2020/7/16 8:54更新) | 日本経済新聞 電子版

米のコロナ感染者が如何に多いか、想像を絶する。累計死者数はも13万人弱と日本の130倍。これで医療崩壊していないのか。経済が回っているのか。

GoToトラベルキャンペーンに反対

「GoTo」反対署名、5日間で9万人超 「その予算を医療現場や被災地に」
毎日新聞2020年7月15日 22時07分(最終更新 7月16日 08時23分)

GoToトラベルキャンペーンに反対、政府はなぜ分からない。今、同キャンペーンをやるべきでないことは明白だ。

毎日jp-ニュース速報(総合)
BBC Japanese ー 新型コロナ
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